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ホテルオークラ福岡のSDGsコンセプト(October, 2021)

ホテルオークラ福岡 私たちのSDGs

  • ホテルオークラ福岡は、「宿泊」「レストラン」「宴会」の3つを事業の柱とするシティホテルです。
  • どの事業も、まずは材料を調達し、そして我々スタッフが手を加えて生産した「空間」や「料理・サービス」を提供するという非常にシンプルな事業です。
  • さて「私たちシティホテルにとって求められるSDGsの取り組みとは何か?」を考えるとき、ホテルオークラ福岡は、我々が持っている知恵と技術を使い、きちんと手間をかけて、「ちょうど良い商品生産と材料調達に取り組むこと」を、もっとも大事にしなければならないと思います。
  • 具体的には、できるだけ近くの陸と海の旬の恵みを使うこと(地産地消)、計画的に適量を生産し「余り物」を作らないこと(フードロス)、生ゴミやプラスチックなどをリサイクルすること、共感する地域社会と連携して共通する課題に取り組むこと、以上これらの観点と整合するシティホテルのオペレーションを進めて行くことが、地球環境をささえると同時に地球環境からの恵みを受けるというサイクルが作られると考えます。
  • このサイクルを回しながら事業を営むことが、ホテルオークラ福岡のSDGsと私たちは考えます。

ホテルオークラ福岡 私たちのSDGsへの取り組み

きっかけはストローから
ホテルオークラ福岡がSDGsに取り組むきっかけとなったのは、2018年10月に紙製ストローを全館で使い始めたところから始まりました。
海洋プラスチック問題の世界的な拡がりを報道で目にするようになった頃です。
ストローの他にも「グラスキャップ」をプラスチックから紙に変え、当時では早い段階での取り組みでしたので新聞記事として取り上げていただきました。
環境とお客様の両方への配慮を
次は客室に目を移し、プラスチックといえば、まずはバスアメニティーのミニボトルが浮かびます。当時、世界の大手ホテルチェーンもミニボトルの撤廃宣言を発表しておりましたが、ホテルオークラ福岡としましては、一気にポンプ式に変えてしまうことにも躊躇しましたので、ミニボトルとポンプタイプの両方をバスルームに設置することといたしました。メイドスタッフには負担がかかりますが、おかげさまでミニボトルの使用数は半分程度に下がりました。
お客様の意識に合わせて サービスの選択肢を提供する
 バスアメニティーの件から、私たちは「何を心地よいと感じるかはお客様によって異なる」ということを学びました。
そんなときですが、ケーキやパンを販売するペストリーブティックのスタッフから、「お客様から紙袋が立派すぎてもったいないということを言われる」という意見を拾いました。そこで従来の紙袋は「おもたせ用」として継続し、「ご自分用」としての簡素な紙袋も用意することにしました。
 さらに客室には、「エコフレンドリーオーダーフォーム」という用紙を設置することにしました。これは2泊以上なさるお客様を対象に、交換するベッドリネンの種類、タオル、アメニティーの種類を特定していただくためのオーダーフォームです。もちろん、何も記入がない場合は、全てのリネン類やアメニティーを交換しますが、対象となるお客様の2割程度の方が記入して下さっています。
 お客様の環境意識に応じて選択肢を用意し、一人一人のお客様に気持ちよくお使いいただくことを願っています。
新しい食のジャンルを提供し、食の選択肢を拡げる。
 世界的な気候変動対策の一環として、動物性たんぱく質を摂取しないという食に対する考え方も認知されるようになってまいりましたが、ホテルオークラ福岡では「プラントベース」という食のジャンルに取り組むことが、お客様に新しい選択肢を提供することだと考えます。素材本来の甘味やうまみを活かした「プラントベースアフタヌーンティー」は、“美しい地球と動物たち”をモチーフに採用し、見た目の美しさだけでなく地球環境に思いを馳せる時間を過ごしていただけたらとの願いが込められています。
また、お肉不使用の「大豆ときのこのミートフリーパイ」は、手軽に大豆ミートを試していただける商品として、ペストリーブティックでお求めいただけます。
若手調理スタッフの挑戦。食材を扱う事業者としての自覚。

 オークラニッコーホテルグループでは、業務改善のサークル活動を各ホテル、各部署で行うということをホテルグループ全体として行っています。毎年グループ全体でグランプリを競い合うのですが、その準グランプリに表彰されたのが、当ホテルの若手調理スタッフが取り組んだ食品残渣の堆肥化への取り組みです。彼らが勤務するキッチンでは、いままで全てを可燃ごみとして処理していた食品残渣の半分近くをリサイクルに回すことができるようになりました。彼らがサークル活動のテーマとしてSDGsに取り組み立派な成果を出したことは、ホテルオークラ福岡のスタッフ全員を元気にした2020年で最高の出来事でした。

パートナーシップで実感する感謝のつながり

 2020年を語るにおいて、コロナ禍は避けて通れません。緊急事態宣言による急激な外食需要の低下により、外食産業向けの食材の流通が停滞する様子が報じられました。当ホテルでは、春先の北海道食材のイベント中止によって行き場を失った道産牛肉のステーキフェアに始まり、世界的に需要が低下した夏場のオマール海老のフェア、秋には地元福岡の和牛や水産物のフェアの開催などを行ってまいりました。

 一方で、ホテルオークラ福岡自慢のクラフトビールの消費の急減という状況にも直面しました。そうした際に助かったのが「パートナーシップ」。まずは、クラフトビールを「喜多屋」様にオリジナルのジンにしてもらいました。また、ご近所の博多座様には、博多座オリジナルラベルをつけて博多座内で販売していただくこともご協力いただくこととなりました。食材を有効に使うため、生産した物を無駄にしないため、「パートナーシップ」を大事にしたいと思います。

地元の生産者の方々との交流を通じて学ぶ

ホテルから一般道でも小一時間のドライブで、佐賀との県境、脇山地区の「オイスカ西日本研修センター」に着きます。ここではアジア・太平洋地区から派遣された研修生たちが一年を通して様々な農作物を自然に近い方法で丹精を込めて栽培しています。

ホテルオークラ福岡では、2021年夏にオイスカで採れた「ブルーベリー」をタルトに、更には「いちじく」をロールケーキにして販売いたしました。どちらも自然味あふれる甘さで季節を感じるデザートとなりました。
秋にはホテルスタッフによる収穫のお手伝いを少しずつ始めることにしました。食材を調理するだけではなく、生産者の方々のご苦労や思いを直接ふれあうことで伝われば、食品ロスの削減・食品リサイクルの促進を更に意識することにつながると信じています。

ホテルオークラ福岡では、これからもシティーホテルとして事業を継続していくために、環境に配慮したホテル運営を行ってまいります。

総支配人 髙栁健二