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SDGs(Sustainable Development Goals)

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

ホテルオークラ福岡 私たちのSDGsへの取り組み

きっかけはストローから
ホテルオークラ福岡がSDGsに取り組むきっかけとなったのは、2018年10月に紙製ストローを全館で使い始めたところから始まりました。
海洋プラスチック問題の世界的な拡がりを報道で目にするようになった頃です。
ストローの他にも「グラスキャップ」をプラスチックから紙に変え、当時では早い段階での取り組みでしたので新聞記事として取り上げていただきました。
環境とお客様の両方への配慮を
次は客室に目を移し、プラスチックといえば、まずはバスアメニティーのミニボトルが浮かびます。当時、世界の大手ホテルチェーンもミニボトルの撤廃宣言を発表しておりましたが、ホテルオークラ福岡としましては、一気にポンプ式に変えてしまうことにも躊躇しましたので、ミニボトルとポンプタイプの両方をバスルームに設置することといたしました。メイドスタッフには負担がかかりますが、おかげさまでミニボトルの使用数は半分程度に下がりました。
お客様の意識に合わせて サービスの選択肢を提供する
 バスアメニティーの件から、私たちは「何を心地よいと感じるかはお客様によって異なる」ということを学びました。
そんなときですが、ケーキやパンを販売するペストリーブティックのスタッフから、「お客様から紙袋が立派すぎてもったいないということを言われる」という意見を拾いました。そこで従来の紙袋は「おもたせ用」として継続し、「ご自分用」としての簡素な紙袋も用意することにしました。
 さらに客室には、「エコフレンドリーオーダーフォーム」という用紙を設置することにしました。これは2泊以上なさるお客様を対象に、交換するベッドリネンの種類、タオル、アメニティーの種類を特定していただくためのオーダーフォームです。もちろん、何も記入がない場合は、全てのリネン類やアメニティーを交換しますが、対象となるお客様の2割程度の方が記入して下さっています。
 お客様の環境意識に応じて選択肢を用意し、一人一人のお客様に気持ちよくお使いいただくことを願っています。
新しい食のジャンルを提供し、食の選択肢を拡げる。
 世界的な気候変動対策の一環として、動物性たんぱく質を摂取しないという食に対する考え方も認知されるようになってまいりましたが、ホテルオークラ福岡では「プラントベース」という食のジャンルに取り組むことが、お客様に新しい選択肢を提供することだと考えます。素材本来の甘味やうまみを活かした「プラントベースアフタヌーンティー」をお試しいただきながら、地球環境を思いやる時間を過ごしていただければ幸いです。
若手調理スタッフの挑戦。食材を扱う事業者としての自覚。

 オークラニッコーホテルグループでは、業務改善のサークル活動を各ホテル、各部署で行うということをホテルグループ全体として行っています。毎年グループ全体でグランプリを競い合うのですが、その準グランプリに表彰されたのが、当ホテルの若手調理スタッフが取り組んだ食品残渣の堆肥化への取り組みです。彼らが勤務するキッチンでは、いままで全てを可燃ごみとして処理していた食品残渣の半分近くをリサイクルに回すことができるようになりました。彼らがサークル活動のテーマとしてSDGsに取り組み立派な成果を出したことは、ホテルオークラ福岡のスタッフ全員を元気にした2020年で最高の出来事でした。

パートナーシップで実感する感謝のつながり

 2020年を語るにおいて、コロナ禍は避けて通れません。緊急事態宣言による急激な外食需要の低下により、外食産業向けの食材の流通が停滞する様子が報じられました。当ホテルでは、春先の北海道食材のイベント中止によって行き場を失った道産牛肉のステーキフェアに始まり、世界的に需要が低下した夏場のオマール海老のフェア、秋には地元福岡の和牛や水産物のフェアの開催などを行ってまいりました。

 一方で、ホテルオークラ福岡自慢のクラフトビールの消費の急減という状況にも直面しました。そうした際に助かったのが「パートナーシップ」。まずは、クラフトビールを「喜多屋」様にオリジナルのジンにしてもらいました。また、ご近所の博多座様には、博多座オリジナルラベルをつけて博多座内で販売していただくこともご協力いただくこととなりました。食材を有効に使うため、生産した物を無駄にしないため、「パートナーシップ」を大事にしたいと思います。

ホテルオークラ福岡では、これからもシティーホテルとして事業を継続していくために、環境に配慮したホテル運営を行ってまいります。

2021年3月現在
総支配人 髙栁健二